空港ターミナルビルは、単なる待合空間の枠を完全に超えています。館内全体に張り巡らされた展示やフォトスポットは、訪れた人々を即座に作品の世界へと没入させます。
メインロビー中央で出迎えるのは、パイロット姿の江戸川コナンとキャビンアテンダント姿の毛利蘭の等身大フィギュアです。シンボルオブジェとして設計されたこの空間に加え、床面に描かれた巨大なトリックビジョン(トリックアート)では、ラクダに乗ったコナンたちと一緒に砂丘を旅しているかのような立体写真の撮影が楽しめます。
さらに注目すべきは、作中に登場するおなじみの喫茶店を精緻に再現した「喫茶ポアロ」のディスプレイエリアです。カウンター越しに佇む私立探偵・安室透の等身大フィギュアや、毛利小五郎がくつろぐボックス席など、細部まで再現された小道具の数々は息を呑む完成度を誇ります。
国内線搭乗待合室側にも怪盗キッドのオブジェやメモリアルバナーが配置されているほか、エレベーターやコインロッカー、階段の段差に至るまで緻密なグラフィックが施されており、館内を歩くだけで「謎解き」のように新たな発見と遭遇できる構成になっています。