海外バーコードで原産国がわかる噂の真相|国番号の罠と2026年最新動向

海外バーコードで原産国がわかる噂の真相|国番号の罠と2026年最新動向

海外バーコードで原産国がわかる噂の真相|国番号の罠と2026年最新動向の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

インターネット上で長年囁かれ続けている「バーコードの頭数字で原産国が判定できる」という噂。バーコード原産国判定の真相を結論から言えば、「バーコードの数字から製造国(原産国)を特定することは不可能」です。

商品に印刷されている13桁のバーコード(EAN/JANコード)の先頭2〜3桁は、確かに「GS1プレフィックス(国コード)」と呼ばれています。しかし、国際標準化機関であるGS1(本部:ベルギー・ブリュッセル)の公式規定において、この数字はあくまで「その事業者がどこの国のGS1加盟組織にコード発番を申請したか」を表すものと定義されています。

バーコード製造国特定できない理由には、現代の製造・流通における3つの構造的要因が存在します。

第一に、「委託製造(OEM・ODM)の一般化」です。例えば、東京に本社を置く日本の菓子メーカー(GS1 Japan会員)が、タイやベトナムの現地提携工場で商品を製造し、日本へ逆輸入して販売する場合を考えてみましょう。この商品のバーコードは日本の事業者コードを用いて発行されるため、先頭は「49」または「45」になります。しかし、実際の製造国はタイやベトナムです。

第二に、「プライベートブランド(PB)とグローバル調達」です。大手流通チェーンが海外メーカーに製造委託した日用品やレトルト食品は、小売チェーン本社がバーコードを付番するため、中身が100%中国製やブラジル産であっても日本の国番号が印字されます。

第三に、「外資系企業の国内生産」です。フランスやドイツに本拠を置くグローバル化粧品・医薬品ブランドが、日本国内の受託工場で日本人向けに製造した商品であっても、本国の管理コード(フランスなら300〜379、ドイツなら400〜440)を一括適用していれば、バーコード頭数字は欧州のまま「Made in Japan」として店頭に並びます。

このように、バーコード頭数字意味は「商品の出生地(工場)」ではなく「責任主体である企業の登録地」に過ぎないという事実を押さえておく必要があります。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。