ネット上の情報では「陽性にならなければ排卵していない」という極端な言説が散見されますが、これは医学的な誤解です。実際には、検査薬が完全な陽性を示さなくても正常に排卵し妊娠に至るケースは数多く存在します。
見落としがちな盲点として挙げられるのが「水分の過剰摂取による尿の希釈」です。検査の直前数時間に大量の水分を摂取すると、尿中のLH濃度が薄まり、本来なら検出されるはずのサージが陰性として判定されてしまいます。特に日中や夕方に検査を行う際は、採尿前2時間程度の過度な水分摂取を控える必要があります。
さらに、LHサージの持続時間は個人によって「約12時間〜48時間」と大きな幅があります。分泌のピークが深夜や早朝の短時間に限られている場合、1日1回(例えば毎朝7時のみ)の測定では、前日の夜から早朝にかけての立ち上がりと収束を丸ごと見落としてしまう計算になります。排卵日付近では排卵検査薬の使い方を朝晩の1日2回に切り替えるだけで、ピークを捉えられる確率が大幅に向上します。