厚生労働省の賃金構造基本統計調査や民間求人ナビ(求人ボックス給料ナビ等)の最新統計を総合すると、正社員として働く動物看護師の全国平均年収は約368万円(平均時給換算で約1,223円)となっています。日本の給与所得者の全体平均(約460万円前後)と比較すると、依然として約90万円以上の開きが存在します。
初任給は月給20万〜22万円程度が一般的ですが、ここから健康保険、厚生年金、雇用保険、所得税・住民税が控除されるため、実際に口座へ振り込まれる手取り額は月16万〜18万円前後にとどまります。賞与(ボーナス)は年間2〜3カ月分(40万〜70万円程度)を支給する動物病院が多いものの、個人経営のクリニックでは「決算賞与のみ」「寸志(年十数万円)」というケースも珍しくありません。
地域別の年収傾向を見ると、最も高い水準を誇るのが神奈川県(約391万円)や東京都を中心とする首都圏です。高度二次診療施設や24時間救急動物病院が多く、夜勤手当や職能給が手厚いことが影響しています。一方で、地方都市や九州エリア(福岡県:約345万円など)では40万円以上の地域格差が生じており、勤務するエリアの経済規模と病院形態が年収に直結しています。