都立・私立合わせて100校以上がひしめく西東京大会は、東海大菅生、日大三、早稲田実業、國學院久我山といった全国トップクラスの甲子園常連校が君臨する超激戦区です。その中にあって、八王子実践高校野球部の現在は、シード校の足元を脅かす「最も警戒すべき実力派中堅校」としてのポジションを確立しています。
近年の高校野球西東京予選速報を分析すると、初戦〜3回戦を着実に勝ち上がり、ブロック代表決定戦や4回戦、5回戦で強豪校と肉薄するゲームを展開するシーンが目立ちます。メガ強豪のように全国からスーパー中学生を大量に集めるスタイルではなく、多摩地区を中心に高いポテンシャルを秘めた選手をスカウト・育成し、組織力と泥臭い機動力で立ち向かうプレースタイルが持ち味です。
夏の大会におけるトーナメント表のやぐらにおいて、上位シード校の指導陣が「序盤で当たりたくない相手」として八王子実践の名を挙げるケースも少なくありません。勢いに乗った際の爆発力は、上位校を脅かすに十分なクオリティを秘めています。