あさぎりフードパーク内の売店前に立ち寄ると、誰もが手にするのが渦高く巻かれた真っ白なソフトクリームです。一般的な観光地のソフトクリームと何が違うのか、その実態を紐解く鍵は生乳の配合比率とオーバーラン(空気含有量)の設計にあります。
市販のソフトクリームミックスの多くは、植物性油脂や安定剤、香料を用いてクリーミーさを人工的に演出しています。これに対して朝霧乳業が提供するソフトクリームは、地元朝霧高原で毎朝集乳される新鮮な「あさぎり牛乳」をベースに、香料に頼らない原材料構成を貫いています。ひと口運んだ瞬間に広がるのは、生クリームのような重たさではなく、搾りたての牛乳をそのまま口に含んだようなみずみずしい甘みと、驚くほど軽やかな後味です。
現場で聞き込みを行うと、ファンの間で囁かれる「限定メニューの噂」の真相も見えてきました。ソフトクリーム単体だけでなく、同店特製の牛乳プリンの上にソフトクリームを大胆に載せた「あさぎりソフトパフェ」や、季節限定の地元産イチゴ・抹茶を取り入れたサンデーは、日によって昼過ぎに完売するケースが珍しくありません。特に牛乳プリンとの組み合わせは、固めのレトロプリンの卵感とソフトクリームの乳脂肪分が絶妙なコントラストを生み出しており、リピーターが指名買いする隠れた看板メニューとなっています。