自衛隊内部で暴力団やヤクザとの接触が発生した場合、どのような対処が取られるのでしょうか。自衛隊内には、一般社会の警察組織に相当する「警務隊(陸上・海上・航空警務隊)」という司法警察機関が常設されています。
警務隊は、自衛隊員による犯罪の捜査、部隊内の規律維持、情報漏洩や反社会的勢力との不正交際の監視・摘発を行っています。過去に報じられたわずかな不祥事例(隊員が暴力団関係者と賭博を行っていたケースや闇金融の仲介に関与した事例など)においても、警務隊が即座に内偵捜査を行い、刑事告発および懲戒免職処分を下しています。
また、ネット上で時折話題になる「自衛隊の小銃や弾薬がヤクザに流出しているのではないか」という武器流出の噂について、防衛省の管理体制は極めて過酷なまでに厳格です。小銃や弾薬は1発単位・1挺単位でシリアル番号管理され、毎日の点検・弾殻回収が義務付けられています。紛失が発生した場合は基地全体が封鎖され、警務隊が総動員で捜索にあたる体制が取られており、組織的な武器流出が暴力団の資金源や兵器供給源になっているという噂は事実無根のデマであることが確認されています。