本施設における最大の目玉といえば、広大な売り場を誇る「無印良品 直江津」だ。圧倒的なスケール感とともに展開されるのは、衣服や生活雑貨にとどまらない「くらしのプラットフォーム」である。
手掛けるのは、持続可能な地域社会づくりを掲げる株式会社良品計画。前会長の金井政明氏らが提唱してきた「役に立つ」という理念が、この店舗には濃密に凝縮されている。地元の農家が丹精込めて育てた新鮮な野菜が並ぶ「なおえつ良品市場」や、地域の食材を活かした食事が味わえるフードコート、さらには移動販売バスの拠点機能まで備える。
モノを売るだけでなく、人と人、人と地域をつなぐ場としての設計。世界最大級という規模は単なる数字の誇示ではなく、地方における豊かな暮らしの実験場であることを力強く物語っている。