南北約66キロメートルにわたって伸びる九十九里浜。その最北端に位置するのが、千葉県旭市の飯岡海岸だ。この地の最大の特徴は、刑部岬(ぎょうぶみさき)が太平洋に向かって大きく突き出している地勢にある。
南〜南西の強風が吹き荒れる日、他の九十九里沿岸はジャンクな波で全滅状態に陥ることが少なくない。ところが飯岡海岸は、この広大な崖と堤防が天然の防波堤となり、面が整った整然としたブレイクを維持する。太平洋からのうねりを適度に屈折(リフレクション)させて受け止めるため、波のサイズがワンサイズ下がり、初心者にも扱いやすいメロウな波質が生まれるのだ。