部屋作りで最も多くの人がつまずくのが、色選びのステップだ。プロのスタイリストが実践する基本は、全体の7割を占めるベースカラーにホワイトやライトベージュ、淡いグレーを設定することにある。自然光を部屋の隅々にまで回し、視覚的な広がりを生み出すための不可欠な下地だ。
木製家具の選び方も配色を決定づける。オークやバーチなど、明るめの木肌を選ぶと空間全体にやわらかな透明感が宿る。そこにウォルナットを少量効かせると、今度は空間が一気に引き締まる。絶妙なコントラストのコントロールが鍵を握る。
鮮やかな彩りを添えるなら、テキスタイルの活用が最も効果的だ。マリメッコに代表される力強い自然モチーフのファブリックパネルやクッションは、無地になりがちな空間に一瞬で華やかさをもたらす。気分や季節の変化に合わせて模様替えを楽しめる手軽さも魅力だ。