2026年現在、化粧まわしは大きな転換点を迎えている。第一に、物価高と職人不足の影響で製作コストが上昇し、以前より「気軽に贈る」ことが難しくなった。第二に、海外からの来日観光客が化粧まわしを「日本文化の象徴」として注目し、相撲ミュージアムでの展示や写真撮影の需要が増えている。第三に、クラウドファンディングで化粧まわし製作費を募る力士や後援会も登場し、資金調達の手段が多様化した。
大相撲の国際化に伴い、デザインも従来の和柄一辺倒ではなく、世界的なアーティストや有名ブランドとのコラボレーションが試みられている。相撲協会は伝統の維持を重視しながらも、新しい観客層を取り込むために化粧まわしを「展示用アート」として外部に貸し出す取り組みも始めた。公式発表資料によれば、2026年度の化粧まわし関連イベントへの来場者数は前年比約2.4倍に増えたという。