ステンレスに磁石がつくのは偽物?Sus304と430の違いと見分け方

ステンレスに磁石がつくのは偽物?Sus304と430の違いと見分け方

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磁石テストだけでステンレスの品質や真贋を判定するのは不可能であることがわかりました。では、粗悪なメッキ鉄板や低品質な金属を見分けるにはどうすればよいのでしょうか。

1. 刻印と表示の確認(18-8と18-0の違い)

カトラリーや鍋の裏面にある表記を確認するのが最も確実です。「18-8 Stainless」とあればクロム18%・ニッケル8%を含むSUS304相当品であり、「18-0 Stainless」とあればニッケルを含まないSUS430相当品を指します。

2. 磁力のつき方のグラデーションを観察する

通常の鉄にメッキを施しただけの偽物製品は、平らな面でも角でも全体が「ガチッ」と強力に張り付きます。一方、SUS304の加工変態による磁性は、平らな中央部分は全くつかず、角や曲げ部だけが「かすかに引き寄せられる」程度の弱い反応にとどまります。

3. 試薬テスト(モリブデン・ニッケルチェック)

金属加工現場や産業用途では、表面に専用のテスト試薬を1滴垂らし、呈色反応でニッケル含有の有無を瞬時に判定する非破壊検査液(ステンレス判別試薬)が活用されています。

【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準

ステンレス製品を選ぶ際は、「磁石がつくかどうか」ではなく「使用環境と目的」で選ぶのが正解です。

  • SUS304(オーステナイト系)を選ぶべき人:海沿いに住んでいる、屋外や水没する場所で長期間使用したい、強い洗剤や酸性食品を日常的に扱う人。
  • SUS430(フェライト系)を選ぶべき人:キッチンの壁面や冷蔵庫横でマグネット収納をフル活用したい、IHクッキングヒーターで効率よく鍋を加熱したい、コストを抑えて清潔な金属設備を整えたい人。
中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。