徳澤直子さんは、ティーン誌『Seventeen』のミスセブンティーン2001に選出されて芸能界入りを果たし、その後『CanCam』専属モデルとして蛯原友里さんや押切もえさんらと共に一世を風靡しました。誰もが羨むスポットライトの真ん中にいた彼女が、なぜ白衣を纏う看護師の道を目指したのでしょうか。
その背景には、2010年に元プロ野球選手の西岡剛氏と結婚した後の過酷な環境変化がありました。渡米に伴う生活環境の激変、第1子となる長女の出産、そしてその後に訪れた夫婦関係の破綻と離婚協議。20代後半にしてシングルマザーとして娘を1人で育て上げなければならない現実に直面した際、彼女の脳裏に浮かんだのは「誰かに依存せず、自らの腕一本で子どもを守り抜くための確固たる資格」でした。
当時のインタビューや本人の手記において、徳澤直子さんは「モデルという職業は需要があってこそのもの。一生涯にわたって子どもを養い、社会に直接貢献できる揺るぎない専門性を身につけたかった」という趣旨の告白を残しています。単なる知名度や過去の実績に甘えることなく、2013年春に順天堂大学保健看護学部へ社会人受験を経て進学。28歳での大学生生活をスタートさせました。