カズレーザーの特異なパーソナリティを語る上で欠かせないのが、関西の名門私大である同志社大学商学部で過ごした学生時代です。喜劇研究会に所属し、学生芸人として腕を磨いていた彼は、すでに大学在学中から金髪と赤い私服を定番のスタイルとして定着させていました。
その徹底ぶりが世に知れ渡る契機となったのが、就職活動における伝説的なエピソードです。大手企業やメガバンクの選考に際し、募集要項に「服装自由」と記されていたのを目にした彼は、周囲の就活生が申し合わせたように黒髪にリクルートスーツで整える中、普段通りの金髪に上下真っ赤な衣服で面接会場に姿を現しました。
面接官から「なぜその格好で来たのか」と問われた際も、動じることなく「服装自由と書いてあったためです」と平然と答えた逸話は有名です。結果として選考を通過した企業もあったものの、自身の目指す表現の道であるお笑い界へと進むため、企業就職を辞退。このエピソードは、単なる奇行ではなく「言葉の定義に対する厳密な論理的整合性」と「周囲の同調圧力に決して流されない強固な自我」の表れとして、現在も語り継がれています。