大学の教育力と就職偏差値を支えているのは、時代を捉えた学部再編の成功です。なかでも情報工学部と建築都市デザイン学部の躍進は目覚ましく、受験生層の質を大きく引き上げています。
横浜キャンパスを主要拠点としつつ、社会のデジタル要請に応える形で強化された「情報工学部」は、高度なアルゴリズム、AI開発、サイバーセキュリティを網羅。単なるプログラミング教育にとどまらず、ハードウェアとの連携まで視野に入れたカリキュラムを展開しており、SIerトップ層やメガベンチャーの技術開発職から指名求人が相次いでいます。大手IT企業の採用担当者が「即戦力としての基礎体力が四工大の中で最も安定している」と評するように、理論と実装の泥臭い往還が学生に課されている点が強みです。
一方、世田谷キャンパスに腰を据える「建築都市デザイン学部」は、武蔵工大が戦前から培ってきた意匠・構造・都市計画のプライドを受け継ぐ心臓部です。特筆すべきは一級建築士試験における圧倒的な実績であり、全国の並み居る国立・難関私大を抑えて毎年合格者数ランキングで全国トップ10前後に食い込む実力を誇ります。都市緑化やスマートシティ開発を見据えた実践的プロジェクトは、東急グループを筆頭とするデベロッパーや大手ゼネコン(大林組・清水建設・鹿島建設など)との強固な信頼関係によって支えられています。