グリコの走るランナーマークが生まれた背景には、創業者である江崎利一の強い信念があった。大正時代、栄養価の高いキャラメルを子どもたちに届けて健康を支えたいと考えた彼は、ゴールインするランナーの姿に「健康」と「勝利」の象徴を見出した。「一粒300メートル」という有名なフレーズは、1粒に含まれるエネルギー(15.4キロカロリー)でちょうど大人が300メートル走れるという計算に基づいている。
1935年に道頓堀の地に初代ネオン塔が建てられて以来、この地は大阪の喜怒哀楽を見守ってきた。終戦直後、焼け野原からの復興期に再建された2代目看板は、暗い街並みに希望の光を灯したとされる。時代ごとに最先端の照明技術を取り入れながら、大阪人のスピリットと共に走り続けてきた歴史がある。