現在でこそ「仏のウッチャン」と称される優和な笑顔と安心感がトレードマークですが、1980年代後半から1990年代初頭にかけてのウッチャンの若い頃の写真を目の当たりにしたZ世代や若い視聴者の多くは、そのビジュアルの完成度に息を呑みます。ネット掲示板やSNSでは「内村光良の昔の画像を見たら、現在の韓国人気俳優や坂口健太郎系の塩顔イケメンで二度見した」「芸人の枠を超えている」といった投稿が定期的にトレンド入りするほどです。
当時の彼は、透き通るような白い肌に涼やかな切れ長の瞳、無駄のない引き締まったフェイスラインを持ち、スタイリッシュなマッシュヘアやセンターパートの髪型を軽やかに着こなしていました。当時を知る放送関係者によると、当時の劇場やテレビ局の出待ちにはファンレターや手作りプレゼントを抱えた女性ファンが何重にも列をなし、ブロマイドの売り上げチャートでは男性アイドルとトップを争う常連だったと記録されています。
しかし、彼が単なるルックス先行のタレントと一線を画していたのは、映画少年として培った表現力と身体能力の高さでした。日本映画学校(現・日本映画大学)で育まれた表現への美学が立ち居振る舞いや佇まいに宿っており、単に「顔が整っている」という次元を超えた特有の色気と爽やかさを放っていたのです。