蹴上駅周辺の穴場スポット完全版!地元民だけが知る南禅寺の真相

蹴上駅周辺の穴場スポット完全版!地元民だけが知る南禅寺の真相

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蹴上駅から臨済宗南禅寺派大本山「南禅寺」へ向かう最短ルートには、歩行者を異空間へと誘うトンネルが存在します。それが通称「ねじりまんぽ」です。

1番出口を出て右手すぐに見えるこのトンネルは、インクラインの線路下を通る歩行者用通路として1888年(明治21年)に完成しました。「まんぽ」とは古い関西の方言でトンネルを意味します。上部を通る重い台車と水流の負荷に耐えるため、レンガが斜めに渦を巻くように積まれており、内部を歩くと視覚的な錯覚を覚える独特の構造美を誇ります。トンネルの出入口上部には、第三代京都府知事・北垣国道が揮毫した扁額(雄観奇想・陽気発処)が掲げられており、当時の技術者たちの誇りを今に伝えています。

ねじりまんぽを抜けて閑静な住宅街と寺院の立ち並ぶ小道を北へ徒歩約7分進むと、南禅寺の雄大な「三門(天下竜門)」へと到達します。さらに境内奥へ進むと現れるのが、赤レンガのアーチ橋「水路閣」です。

古刹の静寂と古代ローマ風のアーチ構造が融合した水路閣は、現在も毎秒約2トンの琵琶湖の水を京都北部へと送り続けています。新緑の青もみじ、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々で表情を変えるこの場所は、建築遺産としての見応えも十分です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。