看板メニューである「釜バターうどん」(小・1玉で税込500円台半ば〜、玉数に応じて変動)は、注文客の7割以上がオーダーする絶対的なエースです。茹で上がったばかりの熱狂的な釜抜き麺に、無塩バター、生卵、そして丼一面を覆う粗挽き黒胡椒が添えられて提供されます。
丼を受け取った直後、間髪を入れずに生卵を割り落とし、卓上の特製だし醤油を回しがけして激しくかき混ぜるのが作法です。熱々の麺の余熱でバターが融解し、卵がとろりと半熟状に絡み合うことで、カルボナーラを彷彿とさせる芳醇なコクが生み出されます。しかし、洋風パスタと決定的に異なるのは、ベースとなる手打十段の自家製麺が放つ弾力と小麦の薫香です。
SNSや口コミサイトにおけるレビューを精査すると、「新感覚の美味さで飲み干すように完食した」「胡椒のパンチと出汁の相性が奇跡的」といった絶賛の声が8割を超える一方、ネガティブな意見としては「後半に油分で胃がもたれる」「正統派のいりこ出汁を味わいたい人には邪道に感じられる」という指摘も見受けられます。つまり、淡麗でキレのある讃岐クラシックを求める層と、濃厚な旨味のインパクトを求める層の間で、評価の分水嶺が存在しているのが実態です。