嵐『愛を歌おう』が放つ至高の輝き|アルバムLoveの核心と演出秘話

嵐『愛を歌おう』が放つ至高の輝き|アルバムLoveの核心と演出秘話

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アルバム『LOVE』はその名の通り、多様な「愛のかたち」を多角的なサウンドアプローチで描いたコンセプチュアルな名盤です。全16曲に及ぶ嵐のアルバム『LOVE』収録曲の中で、1曲目に配置された『愛を歌おう』は、作品全体のプロローグでありながら、最大のクライマックスとも言える重厚感を放っています。

多くのリスナーを惹きつける最大の要因は、緻密に計算された嵐の『愛を歌おう』歌詞の意味の深さにあります。歌い出しの「この世界に夜明けの音 君の声 偽りない出会い」というフレーズから始まり、個と個の出会いというミクロな視点から、やがて地球規模・人類規模のマクロな愛へと視座が広がっていきます。

作詞陣にはSQUAREF、mfmsiQ、John Worldが名を連ね、作曲者にはBenny Janssonを起用。北欧由来の哀愁を帯びたメロディラインと、大編成のストリングスやクワイア(合唱)が融合した重厚なサウンドスケープは、アイドルポップスの枠組みを遥かに凌駕しています。ただの恋愛ソングにとどまらず、「困難な時代を共に生き抜く他者への祈り」が込められているからこそ、2020年代半ばを過ぎた現代においても聴く者の胸を強く打つのです。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。