ネット上の掲示板や知恵袋などで長年議論されてきた「金太郎と花太郎は競合なのか」という疑問ですが、結論から申し上げると両者はライバル関係ではありません。いずれも業界最大手である金太郎花太郎グループが展開する同一系列のブランドです。
同一グループでありながら、なぜ2つの屋号が存在しているのか。その背景には、店舗網を全国へ急拡大する過程における地域ごとのドミナント戦略と、先行ブランドの認知度を活かしたマーケティングの歴史があります。首都圏の主要ターミナル駅を中心に旗艦店を築いてきたのが「金太郎」、そして関西エリアや中部エリア、あるいは特定のロードサイドや繁華街で地域密着型として親しまれてきたのが「花太郎」という棲み分けが基本構造です。
最も利用者にとって重要な事実は、発行された会員証が全店相互利用可能であるという点です。例えば、新宿の金太郎で作った会員証をそのまま大阪・難波の花太郎で提示しても、再登録の手間なくスムーズに入店できます。基本となるVOD(ビデオ・オン・デマンド)システムの操作画面やアメニティのラインナップも共通化されているため、どちらの暖簾をくぐっても同様の使い勝手が保証されています。