突如として坂戸の街に響き渡る破裂音。「どこかの工場で爆発事故でも起きたのか」「雷の音か」と不安に思う声も上がりますが、連続して規則的な重低音が響いている場合、その大半は花火の打ち上げ音です。
坂戸市内で事前告知なし、あるいは直前まで詳細が伏せられた状態で花火が上がる主な理由には、以下の3つのパターンが存在します。
第一に、地域の自治会や青年会議所、商工会などが主催するサプライズ花火(シークレット花火)です。密集を避けて短時間で地域住民を元気づける目的や、記念事業の一環として、5分〜15分程度の短い尺で打ち上げられるケースが定着しています。
第二に、地元のお祭りや地域イベントのフィナーレを飾る演出です。坂戸市内では、地域密着型の祭典においてプログラムの締めくくりに花火が打ち上げられることがあり、遠方までその音が届きます。
第三に、近隣他自治体の花火大会の音が地形によって反響して届いているケースです。坂戸市は高麗川や越辺川といった一級河川が流れる平野部に位置しているため、風向きや気圧配置によっては、東松山市(都幾川河川敷)や川越市(安比奈親水公園・伊佐沼)で開催されている大型花火大会の轟音が、まるで坂戸市内で上がっているかのように明瞭に響き渡ることがあります。