日本芸能界の歴史を塗り替えてきた数々の人気テレビドラマは、彼のスタイルをより引き立てる工夫に満ちていた。フジテレビの金字塔『HERO』では、久利生公平が着用したダウンジャケットとジーンズというラフなスタイルが話題となったが、ここでも彼の背格好がキャラクターのアイコンとして見事に成立していた。
『グランメゾン東京』の現場スタッフから明かされた独占証言によれば、シェフコート姿で厨房に立つカットでは、動きやすさとスタイリッシュさを両立させるため、ミリ単位での衣装調整が行われていたという。「木村さんは姿勢が非常に美しく、背筋がピンと伸びているため、カメラアングルに関わらず実寸以上の高身長に見える」と当時の技術スタッフは語る。画面上で際立つ佇まいは、カメラワークの仕掛けだけでなく、本人の立ち振る舞いによる恩恵が大きい。