男池周辺は、短時間の気軽な散策から本格的な山岳登山まで、目的に応じた複数のルートが整備されています。自身の体力や滞在時間、装備に合わせた最適なルート選びが重要です。
最も一般的な「男池周遊ショートコース」は、駐車場から男池の湧水ポイントを巡るルートで、往復所要時間は約20〜30分程度です。木漏れ日が差し込む木道を歩き、苔むした原生林の空気を胸いっぱいに吸い込みながら湧水池へと向かうフラットな道が中心となっています。
もう少し奥まで足を延ばしたい方には、男池から「名水の滝」や「かくし水」を経由する「原生林トレッキングコース」が適しています。こちらは往復約1時間〜1時間30分の行程で、ゴツゴツとした岩場や木の根が露出した山道を進みます。途中に現れる「名水の滝」の瀑布や、大木が岩を抱き込むように根を張った「岩抱きケヤキ」など、見ごたえのあるフォトスポットが連続します。
なお、かくし水から先は黒岳(高塚山・天狗岩)への本格的な登山ルート(往復5時間以上)へと接続します。このエリアへ立ち入る場合は、しっかりとした登山靴、雨具、水分、登山届の提出が必須となります。観光目的の軽装で安易に奥山へと踏み込まないよう十分注意してください。