佐々木朗希がロサンゼルス・ドジャースと交わした契約内容は、山本由伸が結んだ12年総額3億2500万ドル(約465億円)のような超大型契約とは根本的に異なります。彼が適用されたのは、MLBの労使協定で定められたインターナショナル・サイニング・ボーナスプール(国際FA選手枠)によるスプリット契約を含むマイナー契約でした。
ドジャースが佐々木獲得に投じた契約金は、球団に割り当てられたボーナスプールの上限枠である約650万ドル〜700万ドル(約10億円前後)にとどまります。このプール枠は各球団が海外アマチュア選手を獲得するための軍資金であり、ドジャースは佐々木を獲得するためにトレード等で枠をかき集める執念を見せました。
さらに年俸に関しても、マイナー契約からスタートするため、メジャー昇格を果たした段階でようやくMLB最低保証年俸(約76万ドル〜80万ドル規模)の日割り計算が適用される形となります。実力からすれば破格のバーゲン価格での契約であり、ドジャースにとっては財政的リスクを極限まで抑えた獲得となりました。