緑色のおりものは危険信号?かゆみなしでも放置Ngな原因と受診目安

緑色のおりものは危険信号?かゆみなしでも放置Ngな原因と受診目安

緑色のおりものは危険信号?かゆみなしでも放置Ngな原因と受診目安について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

デリケートゾーンの異変を正確に見極めるためには、おりものの色調だけでなく「形状(泡状、塊状、水様性)」や「臭いの性質」、付随する自覚症状を総合的に整理することが欠かせません。医療機関を受診する際の参考となるよう、代表的な疾患の特徴と臨床データを一覧表にまとめました。

疑われる疾患おりものの性状・臭い・特徴主な自覚症状とかゆみの有無標準的な治療法と受診時の対応トリコモナス膣炎黄緑色〜緑色、泡立つ、強い悪臭(アミン臭・魚臭)外陰部の強いかゆみ、灼熱感、排尿痛(無症状例もあり)抗原虫薬(メトロニダゾール等)の内服および膣錠。パートナー同日治療が必須淋菌感染症濃い黄緑色の膿状、量が増加、粘り気がある女性の50%以上が無自覚。進行すると不正出血や下腹部痛抗菌薬(セフトリアキソン等)の点滴・筋肉注射。耐性菌が多く専門医の指示必須クラミジア感染症黄色〜淡い黄緑色の粘液、分泌量の増加約70〜80%が無症状。かゆみは少なく軽度の下腹部違和感マクロライド系・ニューキノロン系抗菌薬の経口投与。治癒確認検査が必要細菌性膣症灰色〜黄緑色、サラサラした水様性、魚のような生臭さかゆみは軽度または無し。臭いの悪化が主訴になりやすい抗菌膣錠(メトロニダゾール膣錠など)の投与、膣内環境の正常化萎縮性膣炎(老人性膣炎)黄色〜黄緑色の膿性帯下、時に微量の血液が混じる乾燥感、性交痛、かゆみ、膣粘膜のヒリヒリした痛み女性ホルモン(エストロゲン)局所投与膣錠や保湿治療

上記の通り、おりもの緑かゆみなしという条件下であっても、クラミジア感染症や無自覚型の淋菌感染症、初期の細菌性膣症の可能性が極めて高く、自覚症状の有無だけで安全性を測ることは不可能です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。