カオナシの巨躯に飲み込まれてしまった青蛙ですが、結論から言えば命に別条はなく、完全に生き残っています。
カオナシはその後、兄役なども飲み込んで巨大な怪物へと肥大化しますが、千尋から河の神の「ニガダンゴ(苦団子)」を食べさせられたことで猛烈な拒絶反応を起こします。湯屋中を破壊しながら激しく嘔吐を繰り返し、体内に溜め込んでいた泥や従業員たちを次々と吐き出していきました。
その際、青蛙も兄役たちと一緒に勢いよく吐き出され、ドロドロの状態で床に転がり落ちます。一時は生死が危ぶまれるほどの凄惨な飲み込まれ方でしたが、千尋の機転によって無事救出されました。
物語のクライマックス、銭婆の家から油屋へ帰還した千尋を取り囲む従業員たちの中には、元気に飛び跳ねて千尋を称える青蛙の姿がしっかりと描かれています。欲望に目が眩んで手痛い制裁を受けたものの、最後には千尋の純粋さに感化され、油屋の日常へと戻っていったのです。