ネット上の情報や観光案内でしばしば見受けられるのが、「姫路を含む瀬戸内地域は年間を通じて降水量が少なく晴天率が高いため、雨具の準備は不要」という過信です。しかし、気象観測データに基づけば、この認識には重大な落とし穴があります。
播磨地域は確かに年間総降水量こそ太平洋側に比べて少ないものの、春から秋にかけては大気不安定によるゲリラ的な積乱雲の発達が頻発します。特に内陸部で温められた空気と播磨灘からの湿った海風がぶつかる境界(局地前線)では、短時間で数ミリから十数ミリの雨が降るケースが珍しくありません。
「晴れマークがついているから大丈夫」と油断せず、降水確率が20〜30%であっても、カバンに軽量な折りたたみ傘や撥水加工のアウターを1枚忍ばせておくのが、賢明なリスク管理です。