ニコニコ三大宗教の元ネタと内訳|Madブームの歴史と衰退の真相

ニコニコ三大宗教の元ネタと内訳|Madブームの歴史と衰退の真相

ニコニコ三大宗教の元ネタと内訳|Madブームの歴史と衰退の真相の重要ポイントを解説します。専門的な知識がチェックできます。

各ジャンルがいかにして爆発的な支持を獲得したのか、それぞれのネットミームの元ネタを解説します。

ドナルド教のMADは、「嬉しくなるとついやっちゃうんだ」「自然に体が動いちゃうんだ」といった公式CMの台詞を執拗にリピートし、テクノやゲーム音楽のBGMに合わせて高速連打する「音MAD」の基礎を確立しました。不気味さとユーモアが同居した独特の世界観は、中高生を中心に圧倒的な中毒性を生み出しました。

対するエア本MADは、ビデオ内の「頭がパーンとなった」「そう総括したんです」といった日常会話のフレーズを絶妙に切り貼りし、既存のポップスやアニソンを再構築する高度な映像・音声コラージュが特徴でした。素材の入手難度が高かったこともあり、職人と呼ばれるクリエイターたちが技術力を競い合う舞台となりました。

また、松岡修造氏の公式サイトに投稿されていた熱い応援動画群は、底抜けのポジティブさと「諦めんなよ!」「もっと熱くなれよ!」というストレートな鼓舞が受験生や悩める若者の心を捉え、MAD素材でありながら「本気で元気をもらえるコンテンツ」として定着しました。

さらに、レスリングシリーズにおける「兄貴」ことビリー・ヘリントン氏らの動画は、英語の台詞が「歪みねぇな」「あぁん?あんかけチャーハン?」といった日本語の空耳として定着。卑猥な元ネタでありながら、視聴者の間では不思議な友情とリスペクトが醸成され、アンダーグラウンドを象徴する巨大ミームとなりました。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。