訪問者の9割以上が注文するのが、店のアイデンティティそのものである「ろかプレート」です。平皿の中央にはライスが盛られ、その頂上に甘辛く煮込まれた台湾名物「魯肉飯(ルーローハン)」の角切り豚肉、高菜、煮卵が鎮座します。そしてその周囲を、選べる本格スパイシーカレーが彩るという芸術的な構成です。
定番の「ろかチキンカレー」は、玉ねぎの深い甘味とトマトの酸味をベースに、カルダモンやクローブのホールスパイスが弾ける辛口仕立て。その他にも、脂の旨味とスパイスがぶつかり合う「ラムカレー」、クリーミーなコクが楽しめる「クリーミィ野菜コルマカレー」、さらには旬の食材を取り入れた週替わりの「限定カレー」がラインナップされています。
このプレートの醍醐味は、「段階的な味のグラデーション」にあります。まずはカレー単体のキレのある辛さを味わい、次に八角香る魯肉飯の豚肉と甘口タレの旨味を噛み締める。そして後半、皿の上の副菜(玉ねぎのアチャールやマスタードシード風味の野菜)を含めたすべてを豪快に混ぜ合わせて口に運ぶと、スパイスの鋭利さと脂の甘味、酸味、塩気が渾然一体となり、未体験の味覚へと昇華します。