秋の箱根は、日本全国から観光客が押し寄せる年間最大のハイライトです。口火を切るのは、台ヶ岳の山裾に広がる「仙石原すすき草原」の見頃(9月下旬〜11月上旬)です。秋風に揺れる銀色の波は、10月下旬になると夕陽を浴びて黄金色に輝き、息をのむほどの壮大な景観を生み出します。
続いて11月上旬から下旬にかけて、箱根各所の紅葉スポットが一斉に見頃を迎えます。代表格である「箱根美術館」の名勝庭園では、約130種・2,000本を超える苔とモミジが織りなす極彩色のコントラストが訪れる人々を圧倒します。また、芦ノ湖越しに見る冠雪した富士山と色づく山々の構図や、岡田美術館の開化亭から眺める紅葉など、アートと自然が融合したスポットも見逃せません。
秋の箱根は非常に人気が高いため、週末の箱根湯本駅周辺や国道1号線は大渋滞が発生しがちです。紅葉狩りをストレスなく満喫するには、早朝の行動開始や平日を選んだスケジューリングが極めて有効になります。