さいたま市は全国的に見ても年少人口の割合が高く、とりわけ浦和エリアや緑区周辺はファミリー層の転入が目立つ。地域周産期母子医療センターを併設する同院の産婦人科・新生児集中治療室(NICU)は、ハイリスク分娩を支えるセーフティネットとして昼夜を問わず稼働している。
「ここで産むことができて本当によかった」
生後2ヶ月の乳児の定期健診に訪れた女性は胸をなでおろす。妊娠高血圧症候群による緊急帝王切開だったが、小児科と麻酔科、産婦人科が瞬時に連動し、母子ともに無事危機を脱した。子育て世代が安心して暮らせる街の土台には、こうした確固たる高度周産期医療の存在がある。