来来亭ののれん分けと年収の真相!豆田敏典が築いた独立モデルの全貌

来来亭ののれん分けと年収の真相!豆田敏典が築いた独立モデルの全貌

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売上100億円を超え、全国に240店舗以上を展開する規模でありながら、株式会社来来亭は創業以来一貫して「株式非上場」を貫いています。経済誌などで「なぜ来来亭はIPO(新規公開株)を目指さないのか」と問われるたび、豆田敏典氏の答えは極めて明確です。

「上場すれば、会社は株主のものになる。毎四半期の利益を株主に配当するくらいなら、毎日汗を流して厨房に立つ現場の店長や独立オーナー、社員たちに1円でも多く還元したい」

短期的な利益最大化や株価至上主義を求める資本市場に背を向け、現場の職人たちに利益をダイレクトに分配するプライベートカンパニーであり続けること。これこそが、来来亭がブレずに強い組織を維持し続けている核心の哲学です。

一方で、SNSやネット掲示板(5ちゃんねる等)では「来来亭はブラックではないか」「体育会系で修行が厳しすぎる」といった声が散見されるのも事実です。これについての現場実態を検証すると、二つの側面が見えてきます。

第一に、来来亭のカルチャーが徹底した「成果主義」「情熱主義」である点です。大きなリターン(年収数千万円のオーナー権)を用意している分、スープの仕込みから接客の気配り、原価計算に至るまで、求められるプロ意識のハードルは極めて高く設定されています。「ほどほどに働いて、定時で帰りたい」というマインドセットの持ち主にとっては、過酷で居心地の悪い環境に感じられるのは否めません。

第二に、労務環境の近代化(ホワイト企業化)の進展です。かつての昭和・平成初期の外食業に見られたような根性論一辺倒の労働形態は、コンプライアンス意識の高まる2020年代以降、劇的に是正されています。勤怠管理のデジタル化やシフト制の遵守、本部による労働時間モニタリングが導入され、健全な独立支援プラットフォームとしての制度改革が着実に進められています。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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