サマーナイト当日の鹿児島市内は、マイカーでの進入が実質的に自殺行為となるほど厳重な警備網が敷かれます。「錦江湾サマーナイト花火2026交通規制・通行止め」の公式計画によると、鹿児島港本港区周辺の臨港道路およびドルフィンポート跡地(ウォーターフロント)周辺道路は、15時00分頃から21時30分以降まで車両通行止め(歩行者専用道路化)となります。
会場周辺には来場者用の臨時駐車場は一切用意されません。県外からの来訪者が「近くのコインパーキングに停めよう」と市街地に進入した結果、身動きが取れなくなり車内で打上げを迎えるケースが毎年後を絶ちません。車利用の場合は、鹿児島中央駅周辺やJR指宿枕崎線・市電谷山方面の沿線駅周辺に車を停め、公共交通機関でアプローチする「パーク&ライド」の徹底が唯一の自己防衛策です。
公共交通の生命線となるのが「鹿児島中央駅からのアクセスと臨時バス」です。大会当日は、鹿児島中央駅東口バスターミナルから会場直近の水族館口・本港区へ向けて、鹿児島市交通局および民間バス各社による高頻度のピストン臨時バスが運行されます。また、鹿児島市電(路面電車)も全系統で臨時大増便体制が組まれます。
しかし、最大の難所は「帰りの混雑状況」です。午後8時30分のフィナーレと同時に、約10万人が一斉に出口へと殺到します。水族館口の臨時バス乗り場と市電停留所は瞬時に数千人の群衆で埋め尽くされ、乗車までに1時間半以上を要します。混雑回避ルートとしての最適解は、「市電やバスを諦め、天文館通りまで約15分〜20分間歩く」ことです。天文館まで足を伸ばせば、飲食店の選択肢も豊富で、そこから中央駅行きの別系統バスを拾うか、そのまま駅まで歩き抜く(合計約35分)ほうが、すし詰めの停留所で立ち尽くすよりも遥かに早く、精神的にも楽に帰還できます。