2018年の離婚劇は、大手ポータルサイトのトップニュースやワイドショーでも大きく扱われ、ネット上では前代未聞の激しい賛否両論が巻き起こりました。当時の主要コミュニティ(ガールズちゃんねる、X(旧Twitter)、Yahoo!ニュースコメント欄)で観測された世論の動向は、明確に二分されていました。
まず噴出したのは、一般人である元夫の尊厳やプライバシーを危惧する厳しい批判の声です。
「一般人である旦那の性的な事情を全国ネットのブログで晒すのは、あまりに配慮がなさすぎるのではないか」
「元旦那の職場や周囲の人たちがこれを見たら、どう接していいか分からなくなる」
インフルエンサーとしての発信力があまりに強大であったため、元夫が背負わされる社会的視線への同情や、「アクセス数稼ぎのために私生活を切り売りしすぎている」というデジタルタトゥーに関する指摘が集中しました。
その一方で、同世代の既婚女性や同じ悩みを抱える層からは、圧倒的な共感と擁護の声が寄せられました。
「浮気されたわけでもないのに別れる辛さは、レスを経験した女性にしか分からない」
「子どもを産める年齢にはタイムリミットがある。情だけでズルズルいかず、決断した桃ちゃんの勇気は決して間違っていない」
日本家族計画協会(JFPA)の調査データ等でも、婚姻関係にあるカップルの半数以上がセックスレス状態にあると指摘されるなか、タブー視されがちだった夫婦の暗部を白日の下に晒した告白劇は、現代日本における「家族愛と男女の情愛の不一致」という構造的課題を浮き彫りにする契機となりました。