Q1:血圧の上と下の差(脈圧)が小さいのは危険ですか?
A1:上の血圧と下の血圧の差を「脈圧」と呼びます。通常は40〜50mmHg程度が正常ですが、上は正常で下だけが高いと脈圧が30mmHg以下に狭まります。これは末梢血管の抵抗が非常に高く、心臓から押し出された血液がスムーズに末梢へ流れていない状態を示しており、血管内皮機能の低下や自律神経失調の可能性が高いため注意が必要です。
Q2:お酒を飲んだ直後は血圧が下がるのに、翌朝高くなるのはなぜですか?
A2:アルコールを摂取した直後は血管が一時的に拡張するため血圧が下がります。しかし、数時間後にアルコールが代謝される過程で交感神経が強く刺激され、反動で末梢血管が強く収縮します。その結果、翌朝の起床時に下の血圧が急上昇する現象が起こります。毎日の過度な飲酒は慢性的な拡張期高血圧の温床となります。
Q3:下の血圧は降圧剤ですぐに下がりますか?
A3:医師の処方による降圧薬(カルシウム拮抗薬やARBなど)は末梢血管を広げる作用があり、下の血圧にも効果を発揮します。ただし、拡張期高血圧は肥満、塩分、ストレスなどの生活習慣と密接に結びついているため、服薬と並行して食事・運動療法を地道に継続することが根本改善への近道です。