Q1:噛まれた直後に市販の虫刺され薬や抗ヒスタミン軟膏を塗れば治りますか?
A1:治りません。市販の軟膏は蚊やダニによるアレルギー性の痒み・炎症を抑えるものであり、皮膚深くに口器を突き刺しているマダニの除去や、体内に入り込んだウイルス・細菌感染を防ぐ効果は一切ありません。薬剤で刺激を与えると虫体が唾液を過剰分泌する恐れもあるため、何も塗らずに速やかに皮膚科を受診してください。
Q2:噛まれた跡の写真を見ても、ただの赤い斑点に見えます。見分けるコツはありますか?
A2:吸血初期は小さな赤い斑点に見えますが、中央に「微小な黒い粒」が固定されているかどうかが最大の判別点です。軽く払っても落ちず、虫眼鏡やスマートフォンの拡大カメラで見ると脚が確認できる場合があります。数日経つとマダニ自体が小豆大に膨張するか、脱落した後であれば円形に広がる紅斑(ライム病疑い)や出血斑が現れるのが特徴です。
Q3:愛犬や愛猫にマダニが付いていました。人間にも感染するリスクはありますか?
A3:極めて高いリスクがあります。ペットに付着したマダニが室内に持ち込まれ、人間に移って吸血するケースは日常的に起きています。さらに、ペット自身がSFTSを発症している場合、その血液、唾液、体液に触れることで人間へ直接ウイルス感染した事例が確認されています。ペットの定期的な駆虫薬投与を徹底し、付着を発見した際は動物病院で適切な処置を受けてください。