「そろそろ茎も一緒に刻んで食べさせても平気なのだろうか」――多くの家庭で直面するのが、離乳食中期ほうれん草茎の扱いに関する疑問です。結論から整理すると、離乳食中期の前半(生後7ヶ月頃)は、消化機能への配慮から「柔らかい葉先のみ」を使うのが安全圏といえます。太い茎に含まれる硬い筋や不溶性食物繊維は、舌と上あごで食べ物をつぶす練習を始めたばかりの赤ちゃんにとって噛み切れず、丸呑みやむせ込み、消化不良の原因になりやすいためです。
ただし、生後8ヶ月を過ぎて2回食のリズムが定着し、モグモグと口を上手に動かせるようになってきた段階であれば、茎の細く柔らかい先端部分を少量ずつ試すステップに進めます。その際は、スジっぽさを完全に断ち切るために、大人用よりもはるかにクタクタになるまで加熱し、1〜2mm程度の微細なみじん切りにすることが大前提となります。
また、離乳食ほうれん草裏ごし卒業の目安については、ゴックンと飲み込むだけの初期を脱し、舌で食べ物を押しつぶす動きが見られるかどうかが判断基準です。モグモグ期ほうれん草の固さは、指先で力を入れずにつぶせる「絹ごし豆腐」程度が理想とされています。葉先であっても繊維が残ると喉に張り付きやすいため、細かく刻んだ上で少量の水溶き片栗粉や野菜スープでとろみをつけてあげる配慮が欠かせません。