声優への転身を果たした矢野妃菜喜の名を一気に全国区へと押し上げたのが、2つのメガヒットコンテンツとの出会いです。
1つ目は、2020年に放送された『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の高咲侑(たかさき ゆう)役です。ゲーム原作ではプレイヤーの分身(「あなた」)という無名の存在だったポジションに命を吹き込み、スクールアイドルたちを支え、共に夢を追いかける唯一無二の主人公として視聴者の心を掴みました。作中で見せた繊細な感情表現と、スクールアイドルに対するひたむきな眼差しは、作品の世界観を再定義したと絶賛されました。
そして2つ目が、『ウマ娘 プリティーダービー』のキタサンブラック役です。TVアニメ第3期では堂々の主役を務め、持ち前の明るさと泥臭いまでの努力、挫折から立ち上がる王道のスポーツヒロインを見事に演じ切りました。これらの卓越した演技と作品への貢献が評価され、2022年には「第16回声優アワード」にて新人女優賞を受賞。子役時代から積み重ねてきた確かな実力が、業界最高峰の舞台で公式に認められた瞬間でした。