ダイパリメイクが発売前後を通じて激しい批判に晒された最大の要因は、「ファンの膨らみすぎた期待」と「提示された完成形」の決定的な乖離にありました。過去のリメイク作品である『ハートゴールド・ソウルシルバー(HGSS)』や『オメガルビー・アルファサファイア(ORAS)』は、当時の最新世代のゲームエンジンとグラフィック水準に合わせて大幅なフルリメイクが行われていたため、ファンはNintendo Switch向けに展開されていた『ポケットモンスター ソード・シールド』と同等スケールのダイナミックな世界観を思い描いていたのです。
しかし、実際に披露されたのは原作のグリッドマップ(マス目移動)をそのまま3D化した極めて保守的なアプローチでした。さらに、開発体制の変更や初期ビルドの品質問題が重なったことで、ネット掲示板やSNSを中心に「手抜きではないか」「期待を裏切られた」という失望の声が一気に拡散し、炎上騒動へと発展しました。