劇場の利便性を語る上で外せないのが、雨天でも濡れずにアクセスできる直結動線と館内設備の運用実態です。
世田谷パブリックシアターへのアクセスは、東急田園都市線「三軒茶屋駅」の西口改札を出発点とします。改札を出て右手の地下通路(キャロットタワー方面)へ進むと、地上に出ることなく直通エスカレーターおよびエレベーターでキャロットタワー3階の劇場エントランスへ到達可能です。徒歩で約3〜4分のシームレスな動線が確保されており、悪天候時でも足元を濡らす心配がありません。東急世田谷線を利用する場合は、地上改札を出てすぐ目の前のタワー入口からアクセスできます。
劇場ロビーのホワイエには、100円返却式のコインロッカーが設置されています。キャリーケースなどの大型荷物はロッカーに入らない場合がありますが、その際は劇場クロークやインフォメーションカウンターで預託対応を行っています。客席内は座席間の通路がタイトに設計されているため、厚手のコートやかさばる手荷物はあらかじめロッカーに預けて身軽な状態で着席するのがマナーであり、快適性を保つ秘訣です。
また、完売公演であっても諦める必要がないのが「当日券システム」です。白井晃芸術監督の体制下でも、演劇の公共性を維持するため、多くの公演で当日券や立見券の販売枠が設定されています。公演当日の午前中にオンライン(世田谷パブリックシアターチケットセンター)または電話予約で整理番号を取得し、指定時間にロビーで購入する形式が主流となっています。直前のキャンセル分や機材席開放によって、思わぬ良席が当日券として放出されるケースも少なくありません。