2026年現在、日本の宇宙開発は大きな転換期を迎えている。新たに加わった米田あゆ飛行士と諏訪理飛行士が基礎訓練を終え、いよいよ具体的なミッションアサインを待つ段階に入ったからだ。彼ら「アルテミス世代」の台頭を、ベテランはどう見ているのか。
「彼らのポテンシャルは極めて高い」と、星出は語る。かつて自身がスペースシャトルやソユーズ、そしてクルードラゴンと、異なる世代の宇宙船を乗りこなしてきた経験から、次世代の飛行士たちには「柔軟性」が最も求められるという。ISSという確立されたインフラから、未開の月面へ。技術の進歩は凄まじいが、それに伴う不確実性も跳ね上がる。星出は、若手たちに対して単なる技術の伝承にとどまらず、想定外の事態を楽しむタフさを求めている。