オードトワレとオードパルファムの違いは?持続時間や付け方を徹底比較

オードトワレとオードパルファムの違いは?持続時間や付け方を徹底比較

オードトワレとオードパルファムの違いは?持続時間や付け方を徹底比較の背景について、最新情報を詳しくお届けします。

「どっちを選ぶべきか」を判断する上で、すべての基礎となる指標が香水の賦香率の違いです。賦香率とは、アルコール溶液の中に含まれる純粋な香料(精油や合成香料)の割合をパーセンテージで示した数値を指します。日本フレグランス協会の公表資料や大手化粧品メーカーの技術仕様書に基づき、両者の客観的なスペックを比較すると、その違いは明確です。

フランス語で「身づくろいの水」を意味するオードトワレ(Eau de Toilette / EDT)は、賦香率がおよそ5〜10%前後に設定されています。これに対して「香水の水」を意味するオードパルファム(Eau de Parfum / EDP)は、賦香率が10〜15%(銘柄によっては18%程度)と、明確に一段階濃い設計です。

この濃度の差がダイレクトに影響を及ぼすのが香水の持続時間比較です。オードトワレの持続時間は約3〜4時間であり、朝8時に塗布した場合、ランチタイムを迎える頃には香りの輪郭が淡くなり、肌に近づかなければ分からない程度までフェードアウトします。一方のオードパルファムは約5〜7時間香りが持続するため、朝ワンプッシュ纏えば夕方の帰宅時間帯までしっかりと香りのベースが肌の上に留まり続けます。

「香りの強さ」という観点でも、両者にははっきりとした個性の差が存在します。オードトワレは揮発性の高いアルコール比率が高いため、吹きかけた瞬間にトップノートのシトラスやグリーンが華やかに広がる特性を持っています。対照的にオードパルファムは、噴霧直後の立ち上がりこそ穏やかであるものの、時間の経過とともに体温でじわじわと温められ、ウッディやアンバー、ムスクといった重厚な香気が身体の周囲に留まるという、香水の香りの強さと持続時間の真相があります。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。