本作の完成度を支えているのが、日本の音楽界を代表するトップクリエイターの存在です。作詞を手掛けたのは安全地帯や工藤静香、坂本冬美など数々の名曲を生み出してきた松井五郎氏、作曲は『勇気100%』をはじめジャニーズ作品のメガヒットを多数生み出したメロディメーカー・馬飼野康二氏が担当しました。
松井氏が紡ぐ言葉は、決して難解な語彙を使わず、子どもの心にもまっすぐ届く平易で詩情豊かな表現が徹底されています。一方で、大人が聴いてもハッとさせられる人生の本質が散りばめられており、聴く人の年齢や環境によって異なる響きをもたらすのが特徴です。
そこに寄り添う馬飼野氏の旋律は、親しみやすいポップスでありながら、讃美歌やクラシックのような崇高なコード進行を内包しています。誰もが口ずさみやすく、それでいて胸が締め付けられるような切なさと希望を同時に感じさせる構成こそが、時代を超越する要因となっています。