歴代シリーズの中でも、SNSや掲示板で最も激しい議論を呼んだのが『ポケットモンスターXY&Z』におけるカロスリーグ決勝(アラン戦)の結末です。ネット上では「ゲッコウガは肝心なところで勝てない」「過大評価ではないか」という声が一部で見受けられますが、実際のゲッコウガ勝率真相をデータで検証すると、全く異なる事実が浮かび上がります。
サトシゲッコウガの通算戦績は、ケロマツ・ゲコガシラ時代を含めても30勝7敗2分(勝率81.1%)。この勝率は、歴代全ポケモンの中でもトップクラスの数値を誇ります。それにもかかわらず「敗北の印象」が強く残っている理由は、敗れた試合のドラマ性とシチュエーションの重さにあります。
ゲッコウガが喫した数少ない敗北は、チャンピオン・カルネのメガサーナイト戦(引き分け中断)、ウルップ戦(メンタル崩壊による敗戦)、そしてアランのメガリザードンX戦(決勝戦)など、物語のターニングポイントとなる試合に集中していました。特にミアレ大会決勝では、属性有利(みず対ほのお)でありながら巨大水手裏剣が打ち破られた衝撃があまりにも大きく、ファンの記憶に「痛恨の敗北」として刻み込まれたのです。
しかし純粋な戦闘データを見れば、ショータのメガジュカインを完封し、エイセツジムでのリベンジを果たし、カロスの危機を救ったゲッコウガの戦闘力は疑いようがありません。データ上の勝率約81%は、彼が名実ともにサトシ史上最高峰のエースであったことを雄弁に物語っています。