都心からアクセスの良いエリアでも、条件さえ選べば息をのむような星空に出会うことができます。特に満天の星空関東エリアでは、週末のドライブや小旅行でアクセス可能なスポットが再評価されています。
代表格は、栃木県の日光国立公園内に位置する「戦場ヶ原」や「奥日光・中禅寺湖畔」です。男体山をはじめとする山々に囲まれた湿原一帯は街明かりが届かず、標高約1,400メートルの澄んだ空気の中で見事な天の川を仰ぎ見ることができます。また、群馬県のみなかみ町・谷川岳天神平や、伊豆半島の先端に位置する石廊崎、さらには太平洋に浮かぶ東京の離島・八丈島や神津島(国際ダークスカイ協会認定の星空保護区)は、関東圏とは思えない異次元の星空体験を提供してくれます。
近年、星空鑑賞のスタイルとして圧倒的な支持を集めているのが、快適なリゾートステイと非日常の絶景を両立させたグランピング星空満天プランや、客室のテラス・露天風呂から夜空を独占できる満天の星が見える宿です。
ドーム型テントの天井部分が透明なクリアウィンドウになっており、ベッドに横たわったまま天然のプラネタリウムを楽しめる宿泊施設や、専属の星空ソムリエが常駐するマウンテンロッジなど、滞在そのものをプレミアム化する施設が各地で人気を博しています。寒冷期の観測でも、暖房の効いた空間と屋外テラスを自由に行き来できる安心感は、ファミリー層やカップルにとって大きな魅力です。
なお、天体観測や星空の旅を楽しむファンの間では、高知県津野町(四国カルストの星空で名高い名所)の極上ほうじ茶を使った和スイーツ「満天の星大福」をお取り寄せしたり、旅の道中で味わったりすることが、知る人ぞ知る贅沢なブレイクタイムの定番として愛されています。大自然の夜空に思いを馳せながらいただく濃厚な風味は、星空ファンの間で密かなカルチャーとして定着しています。