「シンクタンクは徹夜続きで激務」というイメージが定着していますが、三菱総合研究所の労働環境は近年どのように変化しているのでしょうか。現場の現役研究員や退職者の声、労務データから見えてくるのは、時期による極端な業務密度の偏りです。
同社のビジネスは中央省庁からの受託調査(官公庁案件)が大きな比重を占めるため、納品締め切りが集中する毎年1月から3月(第4四半期)にかけては残業時間が急増します。この時期は連日深夜までのデータ分析や報告書作成に追われる社員も少なくなく、「激務」という評判はこの繁忙期の過酷さに起因しています。
しかし、4月から秋口にかけての閑散期・通常期には、大型連休の取得やフルリモートワーク・フレックス制度の活用が活発に行われています。裁量労働制が適用される中堅以降は、成果さえ出せば自律的に時間をコントロールできるため、年間を通じたワークライフバランスの満足度は決して低くありません。全社的なPC強制シャットダウンや残業上限規制の徹底など、コンプライアンス管理は年々厳格化しています。