赤塚植物園を訪れたなら、園内だけで散策を終えてしまうのは非常にもったいないと言えます。徒歩数分圏内に、板橋区屈指の歴史遺産である「乗蓮寺(じょうれんじ)」が位置しているからです。
植物園の裏手から歴史の散歩道を抜けて西へ歩くと、わずか3〜5分ほどで乗蓮寺の境内に到着します。ここには、奈良・鎌倉に次ぐ日本三大仏の一つにも数えられる「東京大仏」が鎮座しています。高さ約13メートル(台座を含む)、青銅製の阿弥陀如来坐像は圧巻の存在感を放ち、植物園の緑豊かな静けさと乗蓮寺の荘厳な宗教空間が見事なコントラストを描きます。さらに足を伸ばせば、室町時代に千葉自胤が築城したとされる「赤塚城址」の土塁や空堀の跡が残る赤塚城址公園にも接続でき、半日かけて充実した歴史トレッキングが楽しめます。
散策後のランチや休憩には、赤塚・成増エリアの個性豊かなグルメがおすすめです。下赤塚駅周辺には、全国区の知名度を誇る名物ベーカリーや、昭和の香りを色濃く残す純喫茶、手打ち蕎麦の名店が軒を連ねています。また、植物園周辺の住宅街には、自家製スイーツやこだわりのドリップコーヒーを提供する隠れ家風の古民家カフェも点在しており、歩き疲れた身体を優しく癒やしてくれます。