ナスカンを選ぶ際、初心者が最も失敗しやすいのが「サイズ表記の見方」と「耐荷重の計算」です。金具のスペックを正しく読み解くための2大原則を解説します。
まず「ナスカン サイズ 選び方」において最重要となるのは、全長ではなく「下部リングの内径(テープ通し幅)」です。商品カタログに「15mm」「20mm」「25mm」と記載されている数値は、フックの大きさではなく、取り付けるアクリルテープや革紐の横幅を指しています。例えば20mm幅のショルダーベルトを使用する場合、内径20mmのナスカンを選ばなければベルトが中で折れ曲がってシワになったり、逆に隙間が空いて金具が不格好に遊んでしまったりします。
次に極めて重要なのが「ナスカン 耐荷重 強度」の捉え方です。金属金具の耐荷重には、静止状態でぶら下げられる限界値を示す「静止荷重」と、歩行時の揺れや落下時のショックが加わる「動荷重(衝撃荷重)」が存在します。
一般的に、日常使いのバッグであっても歩行時の上下動によって内容物重量の約3倍〜5倍の瞬間的な荷重が金具の一点に集中します。したがって、中身を含めて2kgになるトートバッグのストラップを作る場合、最低でも10kg〜15kg以上の耐荷重スペックを持つナスカンを選定するのがプロの設計基準です。