テレビのゴールデン番組では清潔感のある柔和な司会ぶりを見せる一方で、生放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』では、いまなお深夜ラジオ特有のエッジの利いたトークを展開しています。アシスタントの後輩芸人たちへの容赦ないイジリや、リスナー(通称「ゲスナー」)からの悪意に満ちたネタメールを巧みに料理する姿は、彼の芸人としての原液が色濃く残る場所です。
ネット上の反応やSNSでの評価を分析すると、視聴者層は有吉弘行の「二面性」を明確に理解した上で支持していることが分かります。
「ゴールデンでの安心感ある司会と、ラジオでの下世話でくだらない悪ふざけのギャップがたまらない」「家庭を持って柔らかくなったけれど、根底にある世間を斜めから見る視線が失われていないのが信頼できる」といった意見が掲示板やSNS上で多数を占めています。
テレビ局のコンプライアンスが年々厳格化する中にあって、過激な発言で炎上することなく、かといって無味無臭のタレントにも成り下がらない綱渡りを成立させている背景には、大衆心理の移り変わりを冷徹に見つめるバランス感覚があります。